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アラ還世代のmomoko-mama。長年暮らした戸建てからマンションへの住み替えをしました。日々のくらしの中で日々、感じたこと、考えたことを綴ります

後期の大学の授業はどうなる?!

大学は、前期(あるいは夏学期)の授業が、もうすぐ終わります。そんなか、話題になっているのが後期の授業はどうなるかということです。既に、関東地方の大学では、後期もオンライン授業ということが公表されているところもあるようですが・・・。

 

そのことについて、萩生田文科大臣が、7月21日の記者会見で、記者からの質問に答えるなかで次のように述べられていました(以下、萩生田光一文部科学大臣記者会見テキスト版より引用)。

 

「遠隔授業を継続する場合においても、効果的な対面授業との併用等を検討していただきたいと考えております。このため、文部科学省としても、教室の規模や学生数、教育効果等を総合的に考慮し、学生の意向等も踏まえ、感染対策を講じた上での対面授業がより適切と判断される場合には、積極的にその再開や遠隔授業との併用を検討いただくことをお願いしたいと考えております。」(中略)

「感染状況が日々変わっていますし、今ご指摘がありましたように地域によって違うので、あまりにも早くですね、後期もオンラインで授業をやりますって事を全て決めてしまうのは、私はどうかと思います。状況に応じて柔軟な対応を、各大学もしていただいたらどうかなというふうに期待しています。」

 

 

つまり、文部科学大臣としては、後期の授業を安易に「遠隔授業」と決めてしまわず、各大学でできるだけ対面授業ができる方法を検討してほしい・・・ということのようです。今の、遠隔授業の課題の多さや、施設等の利用ができないことに対する不満を考えて・・・ということもあるのでしょうけど、結局は、その方法は、あくまでも各大学で考えてね・・・ということです(現時点では)。

感染者が日に日に増加し、若者には無症状感染者が多い・・・と言われる中、大学はどんな基準でどう判断すればいいのでしょうか。文科省は、感染予防対策として、対面授業で学生が着席する間隔を2m、最低でも前後左右1mとるように指導しています。それに従うと1教室あたりの収容人員は激減します。大規模な大学の文系学部では、教室確保だけでも大変な気がします・・・。

 

陽性者が一人出ただけで、HPで公表することを求められる大学、感染者が複数でて、課外活動でクラスターが出たとされた旧帝大は、HPで謝罪していました。まだまだ、感染者、そして感染者が出た組織に対する目は厳しいものがあるのだと思います。

市中感染が増加しつつある現在、感染対策外に気を付けていても、だれがいつ感染してもおかしくない世に中になっていくのかもしれません。そうなると、人々は「感染者」に対してもう少し寛容になれるのでしょうか。

 

今後、各大学はどう判断していくのか。「大学力」が試されるときかもしれません。