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アラ還世代のmomoko-mama。長年暮らした戸建てからマンションへの住み替えをしました。日々のくらしの中で日々、感じたこと、考えたことを綴ります

恐れていること

 近隣都道府県の国公立大学で、濃厚接触者としてPCR検査を受けた学生から、新型コロナの陽性者(無症状)が出ました。

都道府県のHPでは、大学所在地に居住する大学生が陽性になったことは公表されていましたが、当たり前ですが大学名までは明らかにはされていませんでした。その地には、複数の大学がありますから、それだけでは、どこの大学の学生なのかはわかりませんでした。

しかし、大学は、そのことをHPで公表し、一部実施ていた対面授業をすべて中止し、大学生、大学院生の構内への立ち入りを制限しました。一部解禁されていた屋外での課外活動も中止になったようです。その後、濃厚接触者等の調査を進め、それ以上の感染者がいないことが確認されたので、制限は緩和されました。

世の中、小中高校生は通常通り通学し、おまけにGo To キャンペーンで、旅行に行くことまでが推奨(?)されているこの時期、1人の濃厚接触者がでたことで、一大学がここまで対応する・・・。何だか違和感を感じました。 

感染者数の少ない地方の都道府県だから、人々が陽性者に敏感になっていることがあるのかもしれません。しかし、大学が公表しなくてもSNS上でいろいろな情報が拡散します。そして、情報は、拡散されるにしたがって、正確性が下がっていき、あることないことが広まります。今回は、報道された内容にも誤りがあり、そのことの訂正する意味もあって大学のHPで公表したようです。

市中感染が広がりつつある都市部では、ここまで注目されることはないのかもしれませんが。娘の同級生で、まだ感染者が一人も出ていない都道府県にある大学に進学したお友だちがいるのですが、そのお友だちは、「その都道府県で最初の『感染者』にはなりたくない!」という思いから、一度の帰省していないようですし、夏休みもその都道府県からは出ない・・・と言っているとか。

そこには、「感染症」だからこその難しさがあります。「感染させた人=加害者」、「感染させられた人=被害者」の構図にになりやすいのです。最初に感染した人も、感染したくて感染したわけではないので、決して「加害者」ではないのですが、その「感染」が、本来、リスクが高いとされている「三密の行動」から引き起こされていると、そのことが責めらる原因となったりしています。

 

東京を除いて、全国で絶賛「Go To キャンペーン」中の日本。

人が動けば、今後、地方でも感染者が増える可能性は否定できません。もちろん、移動するだけで感染するわけではありませんが。政府がいう「医療体制が逼迫していなければ、感染者が増えても大丈夫」という理論は、個人的にはよくわかりません。感染者が増えれば、ある一定の比率で重症者は出ますし、後遺症が残る人も出ます。誰が、そうなるか・・・それはわかりません。しかし、それ以上に、地方では、「感染者」になること自体が、恐れられているように感じます。

 

学生に関わる仕事に携わっているmomoko-mamaです。自分が感染すれば、職場に大きな影響が出ることは明かです。自分一人のために、職場が閉鎖される・・・。もちろん、誰も個人を責めたりはしませんが、考えただけで、怖いです・・・

というわけで、連休中も巣篭り生活をしています。