momoko-mamaの          今日のことのは

アラ還世代のmomoko-mama。長年暮らした戸建てからマンションへの住み替えをしました。日々のくらしの中で日々、感じたこと、考えたことを綴ります

子育て支援

「異次元の少子化対策」の「異次元」とは何か? そこがよくわからないうちに、世の中は「子育て支援」ブームに突入したらしい。全国の自治体では、様々な給付制度が提案されているという。財源さえしっかり確保できているのなら、まあそれは各自治体の自由裁量の範囲(ホントに財源は大丈夫?!)。

ただ、一時的に金銭的な支援をしたら、ホントに「子ども」は増えるのかなあと・・・思ってしまう。正直言って、子育てはお金もかかるし、肉体的に精神的にも負担が大きい。一言でいえば「大変」なことが多い。それでも、なぜ子育てをしたのか・・・。それは、子どもは「授かりもの」だったから。高収入ではないけれど、2人とも正規雇用者として働いていて、将来の生活の見通しがある程度できたから。子どもは、最初は大変でも、いずれ独り立ちしていく存在だと思えたから。新しい家族を迎えることで、楽しい経験や、嬉しい経験、そして新しい発見を実感できたから。そして、世の中の人々に、社会に、「余裕」があり、寛容さがあったから。

先日、マンションの駐車場で、まだ歩くことができない乳児さんと、やっと歩けるようになった幼児さんと、ちょっと大きい3-4歳ぐらいのお姉ちゃんの3人を、ご夫婦が連れておられた。最初は、一人で歩いていたお姉ちゃんがぐずって座りこんでしまい、気が付くとお父さんはお姉ちゃんを背負い、乳児さんを抱っこされていた。お母さんは、荷物をもって、幼児さんの手を引いておられた。お姉ちゃんも、まだまだ親に甘えたい年齢。でも、これまで外では頑張って「お姉ちゃん」をやっていたのだろう。けれど、それにも限界が・・・。お家の駐車場まで帰ってきて、ちょっと駄々をこねたくなったのかな。そんなことを想像しながら、お父さん、お母さんに心のなかで声をかけた。「今は一番大変な時。あと8年。あと8年頑張れば、楽になる。そして、頼もしい姉弟になってくれる。」

(796字)