momoko-mamaの          今日のことのは

アラ還世代のmomoko-mama。長年暮らした戸建てからマンションへの住み替えをしました。日々のくらしの中で日々、感じたこと、考えたことを綴ります

改めて知って、ショックだったこと

引き出しの奥から、「平成15年5月分」の給与明細書が出てきました。その口座振替額をみて、「あれ?」と思い、今月(2023年9月分:いつからか西暦表記になっている)の給与明細を出してみると、驚いたことに、口座振替額が1万円も減っていました。

ええええええええええええ~?!!!!。20年間勤務して、給与支給額が減っているぅ?!!

給料の金額そのものは、2万円ぐらい増えています。平均すると2000円/年程度。これは多いのか少ないのか・・・。うちの大学では職位(教授・准教授・講師・助教など)が上がらないと、給料表が変わらないので、長年、同じ職位にいると昇給幅はだんだん少なくなります。最近は3年で1,000円程度の昇給でしたから、平均するとこんなものなのでしょうね。それとは別に、通勤手当が5,000円も減っています。この間、居住地に変更はない(マンションに引っ越しても、元々が遠距離通勤なので、差はほぼない)のですが。何らかの理由で通勤手当の計算方法が変わったのでしょうけど、今はガソリン代の高騰もあり、大赤字です。あとは、控除額(公的保険の掛金や税金など)が増えていました。この20年間に大学は、国公立から独立法人化され、様々なことが変わりました。そんなことも影響しているのかもしれません。それにしても・・・・、支給額が減っていたとはショックでした。

ちゃんと、家計簿をつけていればもっと早く気付いたはずです。ホントに、この時期になって家計管理の重要性に改めて(ホントに)気づいたmomoko-mama。重ね重ねショックですぅ。

上司からは、「『給与』はともかくとして、『やりがい』があるでしょう」と言われるのですが、それは、それなりにもらっているから言えることで、世の中の平均給与に届くか届かないかのレベルで「やりがい」を強調されても、そのための負担の方がはるかに大きいと思うのです。もっと若いころだと違ったと思うのですが、アラカンになると・・・。授業準備や研究のために夜中まで働いても、時間外手当は1円も出ない仕事ですから。

当たり前ですが、大学は(優秀ではない)普通の人がいるところではないということを、改めて実感した出来事でした。

 

退職

いろいろあって、先日、学部長に「退職願」を提出しました。その後、学部長、学科長との面談。ここでは、多少は慰留された感じでしたが。本日の学長面談。あくまでも、「意思確認」の面談で、15分かからず終了しました。たいして理由も聞かれず。「去る者は追わず」がモットーというのは、以前から感じていたことので、驚きはありませんでした。次の採用人事の準備のために皆さんお急ぎなんです。とはいえ、学長の口ぶりからは、すでに次のあてはありそうに感じました。まあ、「大学」というのはそんなところです(優秀な人の場合は違いますが)。

長年勤めてきた職場なので、ちょっと寂しい気持ちもありますが、これまでの様々な対応含めてこれまでを振り返っても、やはりこれ以上はいない方がお互いのため。しかし、まだ後期は授業がたくさんありますから、とりあえず、それは学生のためにもしっかりやらねばなりません。それと並行して、研究室の片づけも・・・。長年いたので、物が増えてます。私費購入の本も結構あるのですが、それは退職時にはすべて処分することを決めていました。お気に入りの数冊以外は、自宅には持ち帰らない。もう、「この世界」とはさよならです。

さて、いよいよ決まった退職。その後は何をするか・・・。先を見通して、考えていきたいと思います。

 

「高齢者の高齢化」に思う

今日は「敬老の日」。とはいえ、高齢者の増加により(?)、地域での「敬老の日のお祝い」行事もなくなりました。世の中も、昔ほど「敬老の日」を祝っていないような気がします。まあ、momoko-mamaは、まだ「高齢者」には入っていないのですけど・・・。

さて、総務省の人口推計によると、高齢者の高齢化が進んでいるという。人口に占める高齢者の割合も過去最高(29.1%)ですが、団塊の世代後期高齢者になりつつあることから、高齢者の中でも後期高齢者が今後さらに増えていく・・・ということで「高齢者の高齢化」がさらに進むらしい。新聞のタイトルは「80歳以上 10人に1人」。現状でも、全人口の10人に1人が80歳以上というのです。地域的に差もあるとは思いますが、このあたりだとそういわれても十分頷ける状況です。

今回のニュースで、最も驚いたのは、高齢者の就業率。65~69歳は50.8%、70~74歳で33.5%でいずれも過去最高、テレビのインタビューでは、「健康のため」という人もいらっしゃいましたが、多くは「年金が少ないから」という理由でした。ただ、それも働き方次第。働くことで、人とのつながりができ、身体的にも精神的にも健康を保つことにつながることもあるように感じました。もちろん、働く以外にも、やりたいことがあれば、それはそれでいいと思います。何よりも大切なのは、いくつになっても身体的にも精神的にも健康を保ち、日々自立して生活していけること。

さて、momoko-mamaも、今の職場を退職したら次はどうしようか・・・。少なくとも、年金がもらえるまでは働かないと食べられないので、働くつもりでした。でも、その先は・・・? その先まで見通して、どんな高齢期を過ごすのかを考えておくことが必要だなあと感じた「敬老の日」でした。