momoko-mamaの          今日のことのは

アラ還世代のmomoko-mama。長年暮らした戸建てからマンションへの住み替えをしました。日々のくらしの中で日々、感じたこと、考えたことを綴ります

宝くじ

「宝くじは、確率的には明かに『損』だから、購入しない」と言っていたのは、高校の時の数学の先生だ。専門は、統計学だった。

宝くじの売上金の使い道をみると、当選者に届く当選金は売上金の46.2%と半分にも満たない。つまり、販売されている宝くじをすべて買って、全ての当たりくじの当選金を得たとしても、「赤字」なのだ。統計的に言うと「期待値がマイナスの取引」ということになる。それでも、「宝くじ」を買う人がいるのは、やはり「夢」にかけているからだろう。毎回、確実に1等が当たっている人がこの日本のどこかに複数いるのだ。だから、次のその誰かに自分になる可能性は0ではない。「もしかしたら、1等○億円が当たるかもしれない・・・」という期待は、マイナスの期待値を越えてしまう。それが、ふつうの人の心理だと思う。

momoko-mamaも、そんなふつうの人の1人だ。年に数回のジャンボ宝くじだけは、ネット購入している。先週の金曜日は、バレンタインジャンボ宝くじの抽選日だった。バレンタインジャンボ10枚とバレンタインジャンボミニ10枚、計20枚を購入していた。10枚をセットで購入すれば、必ず1枚分(300円:7等)は当たることになっているので、2枚の7等=600円分は戻ってきた。購入金額の1割だ。いつもは、ここまでなのだが、今回は違った。5等(10,000円)が1枚当たっていた・・・。びっくり?! 今回は、マイナスではなくプラスとなった(これまでのことを考えれば、大赤字なのだが)。それはそれで、ありがたいのだが、今回も、やはり「億万長者」にはなれなかった・・・。この日本のどこかに複数の「億万長者」生まれているのに。

ただ、この年齢になると、「億万長者」のはならなくても、せめて老後の心配をしなくていいぐらいの蓄えは欲しい。そこで、思いついたのが「明るい老後のための宝くじ」。1等の賞金は老後資金の2,000万円。1人が億万長者になるのではなく、1億円で、5人の当選者が出る仕組みだ。ジャンボ宝くじの賞金は1等5億円とかだから、同じ賞金額で25人の当選者が出る。年1回ぐらいでいいので。「夢」を買うというのとは違うが、「老後の安心」を買うというのも、これからの時代にはあってもいいような気がする。

 

※宝くじ公式サイトによると、令和3年度の宝くじの売上金額の振り分けは、次のようになっている。

  1. 当選金 46.2%
  2. 収益金(発売元の全都道府県、20政令市の公共事業に使用される)37.5%
  3. 印刷経費、売りさばき手数料等 14.9%
  4. 社会貢献広報費 1.4%

(宝くじ公式サイト:収益金の使い道)